【昨日の青春】ばかのとったこうどう

昨日は午後に目が覚めた。




また何をするでもなくネットポチポチするのにPCを立ち上げた。

もちろん、今日外に出る予定なんかない。

外に出たら無駄な買い物をしてしまうから。

今日のお昼にするために用意しておいたのこり1枚の食パンを冷蔵庫から出す。

ここで気がついたことがひとつ。

今日外へ出る予定なんかまったくない。

行くとすりゃ明日学校行くときだけだ。

だったら何だ。

明日の朝に食べるパンはてめぇ、どこにあんのよ。



ない。



今日のお昼は我慢することにした。

なに、死にゃあしないだろう。

夕飯まで何も食えないというのは意識すればするほど腹が減る。

画面に映るおいしそうな食べ物が手に届きそうで届かない。

ならば見なきゃいいのにと思った事が何度あった事か。

腹へった。



夕方4時過ぎ。

ほったらかしにしてた不機嫌な彼女がメールをよこす。

「夏のイベント無駄になったね」

隣に皮肉だろうがきれいな打ち上げ花火の絵文字が添えてあった。

今日彼女は、共通の女友達と花火を見に行く予定だった。



自分は何やってんだろうなと、

気持ち節約気味のつけたり消したりしてるクーラーのせいで

なんか中途半端にあつい部屋で仰向けに寝転がる。

財布には1000円ちょっと。

花火会場までいくらだ。

1280円と400円だろ、1600円ぐらいだ。

あるけどそんなの出すのか、行くのか行かないのか

行かない、もちろんじゃないか。

行ってやって驚かせて一緒に花火見て夜の街をふらりと歩く。

俺ってやるときはやるんだよ。俺をあなどるなよ。

そんな妄想をする、布団に寝そべる午後4時過ぎ。

現実はこれだ、そんな勇気なんかない。

せいぜいかっこいい自分を妄想してそれをうらやんで終わりだ。

それは彼女に伝わらない。

花火は何時だ 7時くらいか

今から行って間に合うのか 時間的にはたぶん。

7時までにつくかというとそんな保証はないが、

別に開始時刻に間に合う必要はない。

会うのか 会わないのか

会えない



時間なら許してくれる

一緒に遊んでる友達は・・・

たぶん大丈夫だ、ちょっと可哀想ではあるが。

金は?財布からだせんの?この貧乏野郎が。

だせる。

彼女とのデート代がある。

結構貯金してあるし。

ってか普通いかねーだろ。

いく。

普通いかないよ。

いく。

いかない。

いく。

いきたい。

なんで?

しらない。

ばかか。

うん。

ばかだから。

ばかだから、行くんじゃないか。

メシ食わなくて良かったと思えた唯一の瞬間だ。

何せ頭がかしこくまわってくれねぇ。

花火みた先は?どうすんの?

しらね。

そこも頭まわんねーもん。

腹へった。



「サプライズがさぁ、いいよね~。」

「夏のイベント無駄になったね」

「デート誘ってくれないから嫌い」

「だって一緒に居てくれないじゃん」

「私だって青春したい」

なかば寒気のしそうなぐらい青春のはじまる瞬間。

22だよ俺~。

腹へった。

一緒に青春できればいいのかと

サプライズほしいのかと

腹減った。

夏のイベント二人ですごしたいのかと

腹へった。



服着替えてちょっと道具入れてアパート出てチャリこぎだす。

腹減った。

ちょっとこいだだけでぜーぜーなんすけど。

頭まわんない。

フザけてるわけじゃないんだけどすげー変な感じする。

駅ついたら何か食べよう、

そうだ、チョコレートがいいってきいたことがあるな。

何にいいのかとかは忘れたけど。

そうだ、チョコレートだ。

チョコレート、チョコレート。



駅前自転車置き場。

むこうに快速か特急の列車が見える。

自分が行きたい方向じゃない事を祈る。

発車。

自分が行く方向だ。

それをみとどけつつ、駅のなかへ。

次の電車はどれだ。

5時ちょい発、各駅停車

6時ちょい発、快速列車

5時ちょいかな。

もし6時ちょいが正解でも、たぶんどっかで乗れる。

ちなみに今は・・・・・・4時半。

切符を買って、待つ。



駅のとなりにあるコンビニにいく。

妙に若者が多い気がする。

というか多すぎ。

面倒だったので駅の自販機でチョコレートを買うことにした。

便利な世の中になったものだ。



アルフォートを片手に、駅のホームへ。

ちょっとしたら電車が来た。

アルフォートがうまい。



中間の駅に着く。

毎度のことながら、ここで乗り換える。

ホームの電光板をみると、

6時に快速が来るらしい。

あと15分か。

念のため、時刻表もみる。

そんな時間の電車、ないじゃん。

上にあがって時刻を確かめる。

どうやら臨時快速らしい。

再びホームへもどり、待つことにした。

電車が来た。

ゆっくり近づいてくる。

ってちょっとまった。

なんだこの電車。

はじめてみたぞ。

っていうかこれに乗っていいのか?

フロント側に子供いっぱいいたぞ。

同じく待ってたおばさんが電車の乗組員さんに何かきいてる。

声は聞こえなかったけどたぶん自分と同じギモンだろう。

入った。

左が暗い紫の部屋、右が明るい。

右にいこう。

左も気になったけど、なんとなく右に行った。

右、やばかった。

100808_1818~02

カーペット、座イス、テーブル、テレビ。

明らかに自分の「電車」概念と違う風景があった。

なんとなく座っておいた。

たぶん大丈夫だよな。大丈夫だよな。

なかばウキウキもしながら、あとそわそわもしながら、電車は線路を進んでいった。



駅に着く。

やや早く進む。

人はいっぱいいたけど、

追い越すのは容易だった。

自分は方向音痴だったけど、

花火会場への行き方はわかる。

人がいっぱいいる方、人が歩く方向を進めばあるわけだし。

一緒に居るであろう友人に、迷惑掛けたらごめんとメールしておこうか。

時刻は7時過ぎ。

花火の音が鳴り始め、

「おぉ」「はじまったね」という声が聞こえてきた。



するすると進んでいき、もうすぐつくはずというところで、

拡声器ごしに警備員さんの声が聞こえた。

「この辺りは満席になっておりますので、こちらからは入れません」

彼女はきっと、先に入ってるから誘導される先まで行くと遠ざかってしまう。

警備員さんのところへいった。

「入れないんですか?」

「満席でしてね。もう席とってあるのなら向こうの警備員に言って通してもらえますけど。」

「あ、ありがとうございますっ」



「あのー、さっき買い出しいってたんで……」

「あぁどうぞどうぞ」


「あの、場所取ってるんで入りたいんですけど」

「どうぞどうぞ」

「場所取ってあるんですけど」

「場所取ってあるんですけど」

「場所取ってあるんですけど」




なかに入れた。

どこにいるんだよー

とりあえず電話だ。

「もしもし?」

「どこ?!」

「え……え、来てんの!?」

100808_1943~02


まぁ、その先は色々あって結局会えたんだけど、

探しながら走ってる時もよかったなー。

彼女を探し走ってる自分(のうしろにある花火)をパシャパシャとってる人たちが

いっぱいいたんだもんよ。

うひょー。

まぁ、そんなこんなでさぁ帰る時刻になったんだけど、

駅もどってさ、とまることになった彼女んち方面の電車を待ってるとき、

ふと彼女が、隣の人物に気付いたみたい。

共通の知人(最初に言ったのとは別な人)2人組。

女の子・浴衣あぁーあぁーーああーあーあっ!

いいねいいねーっ。

元とれたね。

あとはそんな語るようなことないかな―。

うん、あと打つの疲れてきたし(笑)

ほんじゃ。

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