浜の音楽#0001~0010

浜の音楽#0005「螺旋階段について」

【つくりはじめ】
僕は基本、最初に詞が完成して、それから音楽づくりに入るんですよ。
でね、このテーマで書こうと思ったきっかけは……なんだったかな。
とりあえずまだまだ自分で考えたテーマで詞が最後まで完成した試しがないんですよ。
あと、「○○の浜バージョン」っていうのも作りたいって考えもあるかな。セッション出来るかなーなんて思って。
今回テーマになった「螺旋階段」はまたしてもはなさんの曲なんですけど、「螺旋階段」って文字がカッコよく写ったのかな、あとイメージも。
でもね、その螺旋階段、1回しか聞いたことなかったんです(今はもう、何度も聞かせてもらってますよ)。
で、夜寝る前とかに作詞する僕にとっては今さらPC開くわけにもいかず、「たしか明るい曲だったのは覚えてるなぁ」なんて思いながら、
全く同じ話は今の自分の記憶じゃ無理だから、とりあえず「螺旋階段」で韻ふもうとか、「螺旋階段といえば、円柱の大きい螺旋状の階段上ったことあるなぁ」なんて思いながら
同じような場所ばっかり巡るんだよな~って書いて行ったんです。
たしか最初にできたのは「そのサイクロンみたく渦巻く柱」からの部分だったと思う。「サイクロン」っていうのは、ミャンマー関係ないですよ。もっともっと前から僕の頭のなかにあった単語です。
正確にはHam and egG第一段目の曲タイトルにもなる予定でしたよ。サイクロン、またいつか曲作るかもしれませんけどね。
で、徐々に「同じとこばっかり巡ってても、少しずつ進んでる」ような事を螺旋階段と例えるようになっていったのかな。
で、「そのサイクロンみたく~」と、「グルグル回り~」が合体して、「まだ螺旋階段で韻ふめそうだな~」なんて思ったんでどんどん書いてったんですよ。
で、1番の型にハメていく……と。結果、最初ふつうに韻降んで、後半は螺旋階段でおわるような韻の踏み方になったといいわけで。

【イントロ】
イントロはこれまた結構後半にアイディアでたんですよ。
僕いっつも声取るとき、アパートでとるから隣人がいないときに録ることがほとんどなんですよ。
どうやって隣人がいるかどうかを知るかってのは……まあ、一応言っておこうかな(笑)。
駐車場に車あるかどうかのチェックですよ(笑)。基本的に僕ともう一人以外は自家用車あるみたいなんで(笑)。
だから、声はとれるうちにとっておこうって考えて。だから、事前に繰り返しでもなんでもいいからおおよその音楽がほしいんですよ。
ソレを間に合わせで作って、さあ録音。で、録音したときは何とも思わなかったんですが、曲を作ってくうちに「イントロどうするかな」ってトコに至って。
最初はね、出だしの「トントントン……スゥッ」ってのがなかったんですよ。で、もう「徐々に楽器が入っていく」って案は
「曲の雰囲気からしてSOUL SCREAM Feat. RHYMESTERの『Brand New』みたいなかんじだよな~」って考えてて出てたから、問題はその前だと。今のトコからはじめるとどうもオカシイと。流石に考えたんですよ。
最初はほぼ声から始まるわけだから、そんなウルサい音じゃなくていいよな~なんて考えて……結局どうなったか。
録音してた時にやった、「声だす直前のリズムをっとってる部分」をそのまま使いました。トントントンって部分はその場にあったノートパソコン軽く叩いてリズムとってる感じかな。
そんなこんなで今のイントロが完成しました。

【1番】
あ、一番に限らないんだけど、今回なんでこんな1番1番がそれぞれ短いのか。さっき話したみたく曲つくってて、そりゃ「これは短いかな~」なんて考えてたんですよ。
でもね、これ以上足す……とするとこれの二倍書かなくちゃなんないわけじゃないですか。そこまでしてしまうと、メッセージ性が薄れる気がするんですよ。この1番だけで十分伝わってて。
それに前半は普通に、後半は「螺旋階段」で韻踏んでるっていう形もあるし、崩せないな、と。
で、肝心な歌詞の内容は、1番はさっき述べましたけど、まぁこの曲のなかでは結構ポジティブな歌詞ですよ。いくら同じ場所にとどまってるように見えても、少しずつでも努力積み重ねてれば徐々に実ってくんですよ。
ヒタスラ詞を書いてた自分が今となってはヘタながらも曲がつくれるようになりましたし。
あ、ちなみにこの曲の歌詞は「ヒーロー」が出来あがる前に書いた歌詞ですので、まったくもって花の一つも咲いてませんよ。

【サビ】
「この曲、サビどうしよう」って考えたとき、「螺旋階段、螺旋階段」っていうフレーズは既に頭のなかにあって。
で、せっかくそれぞれ詞が「螺旋階段」で終わってるんだからその部分使ってみたらどうかっていうのを思いついて。
最初はね、この曲の最後のサビみたいな感じの案だったんですよ。でもね、それじゃあ1番おわったあとのサビでネタバレ感がでるかな~って思って。
だったら、サビが来る毎に形を変えていくっていうのはどうかって。それが今のサビです。
ま、これ気づいたときにニヤッとしちゃったんですけど、この曲、サビっていうものが全部今までの繰り返しだから「サビ録ろう」とか、意識的に録音させなくていいんですよね。あはは。

【サビ~次の間】
サビが終って2番(とか)が始まるまでの部分?そこはね、最初予定になかったんですよ。
で、録音するのに仮の音楽を作ったとき、どうもこのままじゃ短すぎるなって感じたんですよ。2分半くらいで。
まあ2分半でもいい曲ありますよ?ありますけど、もうちょっと時間ほしいな~って思って。
「他の曲はどういうことしてるんだろ」って考え、自分の持ってる曲聴いてったんですよ。
そのなかにあったSUPER 7の「殺しの序曲」っていう曲の「K. I. U. M. A. K. I. U. M. A. 」の部分。「これだ」って思いましたよ。なんかほとんどそのまんま使っても違和感ないんじゃないかってくらい。
で、やっぱ何かしらコトバ欲しいよなって思って、入れたのが「ヒーロー」の、螺旋階段に入れても違和感無さそうなフレーズというわけで。
あとね、ヒーローのフレーズ入れた後の「螺旋階段、螺旋階段~」の部分、あれは山崎まさよし氏の「カルテ」、あの曲のラストサビに行く手前の部分にもたぶん多からず影響されてますよ、たぶん。
「なんかカルテっぽい~」なんか思った記憶ありますもん。(笑)意識的に真似したわけじゃないですけど、影響は受けてるでしょうね。

【2番】
2番以降のメロディはほとんど一緒です。ここでは楽器の話もついでにしとこうかな。
なんか唇使って「ポコッ パコッ」って言ってる感じの音あるじゃないですか、あれはヒーローのブレイクで使った音(エセスクラッチ)を加工したやつだったかな。
太鼓(ドラム?)みたいなのを叩く音も引き続き使ってありますね、
あと、よ~~~~く聞いてもらえるとわかるんですけど、ヒーローでずっと流れてた「ベースギターみたいな役割してた音」も丸々入ってますよ、しかも逆再生させただけっていう加工具合です(笑)。
あ~、あとあのシンバルっぽい音?あれね、ボイスパーカッションなんですよ。僕が口で出した音。ほとんど加工加えてないです。逆再生とかはさせてますけど。
で、2番の歌詞は~、1番とは一変して挫折気分に浸ってる時ですよね。よくありません?やる気出したり、無くしたり、また出したり。
だから1番を否定してるわけではないですよ(笑)。

【3番】
3番かな。一番最後に出来た歌詞です。
「ヘタなりに画用紙に書く絵」のところ、なんかムリヤリ感ありますけど、言いワケいわせてくださいよ(笑)。
作詞作業とかするときって、結構字をふつうに書くときとは違うくないですか?
それよりもっと、自由に、絵画みたいに「描く」感覚に似てるんですよ。
で、その描いたものってのはなかなか最後まで完成させるのは今の自分にとってまだまだ難しくって。
「曲つくってます!」とか「音で遊んだりしてますよ」なんかいってても、一向に成果が出ない。
それが自分から見てもあまりにも遅すぎて。それがね、もうずっと「作ってます、作ってます」って言ってたらもうそんな話忘れ去られるんじゃないかって。
でも、進むのは遅すぎるんですよ。行き詰ってやり直し、また新たなテーマで描いたり。その繰り返し。
そんな気持ちをぶつけたのが、3番です。

【4番】
これね、一番メッセージ性のあるところですよ。
「ああ、僕は羽のない鳥」の部分。これね、最初なんも加工もせずに音楽の上に乗せてみたらちょっとショボく聞こえて。
ちょっと加工させすぎちゃったのもあるかな(笑)。多少音外してますが、ご勘弁を。あはは。
さっきも言ってましたが「曲つくってます」って言って、そのまま「そんな話あったっけ?」みたいなことになりそうな時期が徐々に近づいてって。
その一方ね、このメッセージ宛てた相手の方はどんどん前進していって……。
「いつかはセッションなんてのもやってみたいな~」なんて考えてたのに、自分は何やってんだろうな~なんて。追い付くどころか、進んですらいないじゃないかって思って。
でもいつかは、いつかは音楽したいなって、成果だしたいなって思って。そんな歌詞の、4番でございます。
あ、あれだね。いつかもっとスキルあげたときに「ヒーロー」のバージョンアップさせたやつ(ボーカルとか取り直したやつ)と一緒に、その時の「螺旋階段」も新しい歌詞で作ってみたいな。

【ブレイク】
これね、もう少し時間延ばそうと思って、「螺旋階段のブレイク」、結構悩みましたよ。
ヒーローのブレイクはポコポコしててなんか雰囲気にマッチしてたと思ったんですけど、螺旋階段どうするかなって。
で、流石にあんま長すぎるとダメだろって思い、特定の秒数のなかでそれをさらに4分割して、1~4番に分担させたのかな。
1番分は「グルグル」と「サイクロン」、2番は「夢」の文字が3つもつかってあるんだな~なんて思って。
3番は「近づきつつある~螺旋階段」の部分を、滅茶苦茶に並び変えて。4番は「ああ、僕は羽のない鳥」の生声と、テキトーに並べた言葉。それらを入れてみたのかな。
だからね、そんな「ブレイク」っぽくないです。この曲通してなんかここが一番雑だった気がする(苦笑)
でもここケッコー悩んだんですよ(笑)。

浜の音楽#0004「音楽日誌 その1」

原曲と完全に言ってること違いますが、

http://thedummyroom.blog51.fc2.com/blog-entry-593.html

↑今作ってる曲。

今回のは僕のやりたいことの一つに近づきたいなと思ってまして・・・・・・。

あのね、僕がやりたかったことは、厳密にいうとラップじゃないの。

言葉遊び?音遊び?

韻踏んでかっこつけるんじゃなくって・・・・・・・あ~、もう!説明しずらいな~。

決して今回の曲でそれが出来上がれるわけじゃないけど、

今回はとりあえず、やれるようにやってみます。

僕の作る曲の行きたい先、うまく自分の言葉では表現できないけど、

たとえば、こんな感じの曲。

【バスロマンス / チャットモンチー】
女子たちに明日はない女子たちに明日はない
(2007/04/18)
チャットモンチー

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歌詞↓
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND52497/index.html

試聴↓トラック2
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/KS/chatmonchy/KSCL-1109/index.html



【五十音 / SUPER BUTTER DOG】
groobluegrooblue
(2001/12/06)
SUPER BUTTER DOG

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試聴はコチラかな~。

歌詞はこちら~。


【One note robot (The Shitappers Are Alright) / トルネード竜巻】
ブレイドブレイド
(2004/02/18)
トルネード竜巻

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試聴はこちら~。

歌詞・・・・・のってるとこ、さすがにないな~。


【カミさま カミさま ホトケさま / ホフディラン】
カミさま カミさま ホトケさまカミさま カミさま ホトケさま
(2007/12/19)
ホフディラン

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試聴はこちら

歌詞はこちらですかね~



皆さんジャンル(?)バラバラですけど、なんか共通点・・・・・伝わんないかな~・・・・。

浜の音楽#0003「Ham and egGの誕生」

↓#0001↓
http://thedummyroom.blog51.fc2.com/blog-entry-639.html
↓#0002↓
http://thedummyroom.blog51.fc2.com/blog-entry-640.html

と、いうことで

僕、浜の音楽プロジェクト

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Ham and egG(はむえっぐ)、はじめます☆イェイイェイ★

基本的に普段は浜ちゃん・浜たん・浜さん・浜ちょんですが、

音楽をやるときの名前ですかね。アーティスト名が「はむえっぐ」で。

正式名称が「Ham and egG」ですが、なんかメンドイでしょ?(笑)

だからイチイチ「&」言ったりすんのメンドいんで「はむえっぐ」と、読んでくださいな。

別に文うつときめんどかったら「はむえっぐさん」でもいいですけども。(笑)

と、いうことで記念すべき産声、第一曲目です!

実をいうと大半をアパート(Studio Silent)で行ったのもあり、声の出し方が×だってところもあります。

まぁ、でも#0001や#0002で言ったように僕はここがスタート地点なんですよ。

だからとりあえず、聞いてやってくださいな。

本日の選曲

【ヒーロー / Ham and egG】
gokki03.png


曲はこちら~

------追記--------
あ、僕、この曲作るときずっとイヤホンで聴いてたんで、
スピーカーとかで聴くと低い音がまったく聞こえなくなるケースがあります!ご注意を!

浜の音楽#0002「ヒーローについて」

【イントロ】
これね、イントロより先にサビのメロディができちゃったのかな。
んで、これを始めるにはどういうイントロが必要かって思って。
で、サビメロディの一部楽器を拝借してきて、入れたってわけですよ。
ちなみにこのイントロ、彼らが見え隠れする状態から曲が始まるっていう感じに表現してみました。

【サビA】
1、2、3番の手前にそれぞれあるサビのコメントです。あ、でもこれはサビBにもいえることなんですけど、サビで踏んでる韻は、
はなさんの「ごきぶりゴッキー」のサビから「この韻でいこうか」みたいなこと考えた記憶があります。
あと、「音忍ばして足伸ばして」のところ、改めて聞いてみたら若干ボーカルが遅れてんじゃないかって感じました。(笑)
あのね、これはディレイ(響くやつ。カラオケのマイクみたいなの)をやりすぎちゃったのかな(笑)それかまだ使いこなせてないか。

【1番】
1番の歌詞はですね、ススッと書けたんですよ。
いっつも普段なら何日間かでのんびりダラダラ書いてるんですけど、
これは1時間・・・前後かな?そんくらいでいきましたよ。(あとで少々歌詞変えましたけど。)
この歌詞は彼らの生き残りをコミカル(?)に、なんかそんな深刻さを感じさせないように書きました。
「力につぶされそうな今」のところかな。たしか生音だったとおもいますよ、パンパンパンパンッってなってるやつ。
あの音はですね、叩く音……ハエ叩きかな、そんなのを表現してみました。
でもね、実際はあの音、ステンレスのザルの音なんですよ(笑)
ちなみにこの音、4番(ブレイク)にも登場します。

【2番】
1番に比べたら、もっとコミカル(?)になってて、完全に己を自慢だとか誇ってる歌詞ですよ。
あとさ、せっかく「何のこと言ってるのかは、ハッキリと言ってない」歌詞なのに・・・・・・コレですよ(笑)
「見て驚け 万能ゴキを」って……ねえ(笑)2番の最後でソレいうかっていう感じですけど、
でも僕からしたらなんかここの韻がハズせなくて、入れました。そうですよ、2番も2番なだけに、ココの韻は自画自賛ですよ(笑)

【3番】
これはですね~~、悩みましたよ。正直、ネタ切れでした。なんで本来はここでブレイクの予定だったんです。
でもね、ブレイク・・・・ブレイク・・・・・って考えるうちに、
Rhymesterのウワサの伴奏に入ってるロイヤルストレートフラッシュのブレイクみたいに
「音楽入れつつ、語り口調でマジメ調なコト言えばいいか」みたいなこと考え、箇条書きだったか何だったか忘れましたけど書いてったんですよ。
そしたら、結局「これ、このまま韻ふめないかな?」っておもって・・・・。それでこの3番ができました。
それゆえ、ちょいと1番2番に比べて暗い感じの歌詞になっちゃったのかな。

【4番(ブレイク)】
4番。ラップと同じ長さでブレイク(休憩みたいな・・・・コーヒーブレイクのブレイクと同じ意味)&後半少しのボーカルを入れてみました。
時間でいうとラップの長さとピッタリ一緒。それゆえの4番。
3番からイキナリこられると「違いありすぎっ」って感じちゃうんかな~。スイマセン、まだまだ勉強不足です。
最初はふつうにブレイクやって、あ、最初は僕が勝手に名づけたその名も「エセスクラッチ」と、ドラムっぽい音(ラップのときとリズム違います)、
あとクラップ(手叩く音)くらいかな。で、クラップはだんだんと、一番にも出てきました「ハエ叩きの音」にかわっていくんです。
ここで表現したかったのは、「甘く見てるとイタイ目あうぞ」みたいなちょいとスパイスのきいた場面。
よく耳を澄ましてもらえればわかるんですが、小さく声が入ってるんですよ。それが「彼から見た、僕ら。」
で、僕らが彼らを見つけるわけですよ、んで、段々とハッキリしてくる叩く音。で、最後はバシッ!と。
で、ノイズ(雑音)がでたあとに少々沈黙。おそらく息絶えました、と。
ここは僕の中で前からイメージあって、そのあとに「ごきぶりごっきー」にこういう部分がある事知ったんですけど、
そのあと天国行っても逃走劇が繰り広げられるんですよ。だからパクったわけじゃないです(笑)
あ、それともひとつ。サビBに行く前のボーカルの部分は、「走馬灯のように記憶がよみがえる」みたいな感じですよ。
まぁ、最後に言う歌詞も交じってますけど(笑)

【サビB】
ラストのサビです。これはさすがにちょっと長かったですかね?ちょっとどのぐらいの長さにすればいいかわかんなかったです。
で、サビAとの違いですが、まず「理想描いて その世界へ」が入ってるとこ。あとは楽器がちょいと足してありますよ。
最後のサビなんで盛り上げて見ようかなと思って、さっきのクラップ(ここはずっとクラップ)と、もうひとつ。
僕は勝手に「エレカス」(エレキな感じのマラカスっぽい音)なんて名前つけて使ってましたが、あれですよ、1番のラップで使ってたヤツです。
そんな感じの構成かな。

【全体・その他】
この曲にはプロトタイプが2種類あります。どちらも結局未完のまま終わってしまったんですけど、
1つは一回はなさんの「ごきぶりゴッキー」を僕流のアレンジでできないかって考えてて、
ヘタしたら「サビも『ごきぶりごっきー走れ~走れ~』なんかでいっか、あとで許可もらえば。」なんて思ってたんですよ、たぶん(笑)
んで、曲作りの最初の方は、いま以上に音が低いのがいっぱい!(笑)だから9割くらいやり直しましたよ。
で、もうひとつは「声録るようなヒマないから、このまま何かつくれないかな?」って、音楽がメインの曲を作ろうって思ったんです。それが2つめ。
そしてそして、実はもう一つ。歌詞もプロトタイプがあるんですよ。それは僕が「ごきぶりごっきー」を聞く前。
「KUROGANE」っていう仮タイトルで、同じテーマの歌詞つくってたんですよ。でね、その「KUROGANE」、ちょっと違う点があって一切この曲に影響してないんです。
それは、「KUROGANE」が他の何かにたとえられてるってところ。先住民とか忍者、あと(紛争地帯の)兵士とか。
だからこの曲には不似合いだと思って入れませんでしたよ。

そしてそして、言うの忘れてましたが(笑)、僕は当然曲作りでずっとコレきいて聞き慣れちゃったんで、
たぶんコレが普通だと思っちゃってる節もいくらかあるんですよ。だから「コメントきまずいなぁ、どうしよ」なんて感じるくらいだったら、
正直に言ってくれた方が僕も勉強になると思います。僕は肥やしにしますよ!そんなの!

浜の音楽#0001「音楽に対するこだわり」

◆【かなわない夢】

僕が音楽をやる理由のひとつに「音楽なんて出来ないよ。だって楽器とかないもん」っていう諦めてた人たちにも「これぐらい出来るんだ!」ってコト、表明したかったってのがあるんです。
使った主な道具は、「声」 「パソコンと無料の波長編集ソフト」 「録音機能の付いたmp3プレイヤー」・・・くらいです。
あと「コップの音と、ステンレスのザル」。
ギターとかシンセサイザとかターンテーブルなんて、買えませんよ。高いし。
録音機材も買ってません。レコーディングのスタジオとかも金かかったり何なりで面倒くさかったので、録音できる物を探した結果、mp3プレイヤーがあったわけです。

◆【粘土細工】

音から全部作りました。
だって楽器なんか持ってないし、ネットとかにあるフリー素材も使いたくなかった・利用規約とか読むの面倒くさかったから。
それに、すでに作られた音で音楽作りたくないじゃん。
他人が既に書いた画を使って絵を描くようなものだよ、それじゃ。
全部自分でやってこそ「自分の音楽」じゃん。
そりゃモチロン、パソコンとか波長いじるソフトは使いましたけども。

だから、粘土みたいなモノですよ、僕にとっては。
コネたり切ったりつぶしたりする道具は使うけど、他の人が作った粘土細工は使いませんでした。
自分の作ったモノに自信を持ちたいから。
だって売ってる置物を並べたって、打ってる置物に粘土で飾り付けしたって、100%自分の作品とは言い切れないでしょ。

◆【スタート地点】

でもね、はっきりいますけど、僕はやっぱりまだまだ目標から離れてます。日本語のラップが好きってのもあってか自分が出来そうなのはソレだろうと思って、ラップにしました。
今回のは歌詞のメッセージ性もゼロでただ「ラップしました~、てへへ~」みたいなかんじだし、音の使い方も超手探りだし、そのうえさらに音作りっていう全然低くないハードル。
あと音程もバラバラだし録音の場所・時間・使いこなし加減も正直駄目。だってさ、録音修正したあともハッキリしててツギハギだらけでしょ?(笑)
あと声も出てないし唾液の音とか吐息の音とか・・・ヒドイです。
でも僕のスタート地点はここです。まえにレコーディングエンジニアの方がラジオで
「曲づくりのはじめの頃なんて、ちょっと『納得いかない』って思うくらいでちょうどいいんです」みたいなことを言ってたのを記憶しています。曖昧だけど。
最初からラクラク目標に到達するなんてそんな楽な世界じゃないですし。
ここから上がっていきますよ。だって1曲つくっただけでも超学んだことありましたもん。(笑)
しかもね、この過程を聞いてもらいたいんですけど、声のレコーディングも、段々上手くなってきてるんです(録音の仕方上手い下手ギャップはげしいでしょ、ところどころ)。
あと、でも次はたぶんメッセージ性は・・・・・・あると思いますよ。次何の曲が完成するか100%決まったわけじゃないんで確かなことは言えませんけどね。やっぱ次は螺旋階段かな~~~。

◆【日本語ラップ】

それと、あれですよ。ラップですよ、ラップ。あのね、とりあえず出来る限り英語交じりの日本語ラップとか歌いたくないんですよ。
なんかこういうの嫌いな人の嫌いな理由のひとつでもあると思ったし。
日本人にラップやらせんのは無理あるって思うと思うんですけど、僕は逆だと思うんですよ。英語のラップって、
なんか日本でいう「ラッパーみたく韻踏んでるわけじゃないけど、言葉で遊んでる・舌の転がし方が楽しい」みたいな感じな気がするんですよ。
英語って単語単語でそれぞれ文字の並びようによって・・・・・・たとえば「bike」(バイク)と「mile」(マイル)だと「子音 i 子音 e 」みたいな英語の並びで、
もともと英語自体に並べ方と読みが決まってるんだから韻も何もないじゃないかって気がするんですよ。
そんなの、日本人が「です・ます調」で韻踏んでラップしてるのと一緒じゃないですか?
そこを日本のラッパーさん方は型なんかなくとも聴いてて・歌ってて心地よい「こう韻ふむんかぁ」なんてラップをいっぱいしてるんです。
これ、すごくないですか?
あとラップついでに言わしてもらいますと、ラッパー用語みたいなのも使いたくないんですよ、あんまし。
だってそれじゃ「用語」になっちゃってるもんだから、『ラップなんだからこれくらいゆるして♪』みたいな甘えな感じを僕は感じるんですよ。
「レペゼン」 「リスペクト」 「ディス」 「ライク」・・・・・・まぁ挙げたらきりないですけど、ラップだって曲なんだから、歌詞がある以上、他のやつと一緒のハードルで挑みましょうよ。
普段言って通じるコトバでいきたいです、僕は。

◆【メッセージ】

そしてそして、他に僕が音楽を通してやるべきこと・やりたいこと。
僕がどこかのレコード会社にいる有名歌手やバンド、アイドルたちよりも出来ること、あるんです。
それは、歌詞。どこの誰だか知らないけど、変化球なんだか何なんだかわかんないけど、ストレートな批判はそうないでしょ。
「○○は○○だからダメだ」とか、ほら、「日本人にラップやらせるのは無理がある」とか、
「今のJ-POPはつまんない」とか、「共感しそうなラブソングやっとけば売れるの?」とかそういうの、ストレートに言ってる歌ないでしょ。
ヒワイな言葉とか中傷表現とか、遠まわしにいったり言葉ふせたりしないとテレビ・ラジオに流れることはすくないでしょ。
僕はそれ、みんなに聞かせてやれますもん。事前に「この曲は中傷表現が含まれてます」とか書けば、聞きたくない人は聞かなきゃいいわけだし。
僕は僕に出来ることを、やっていきますよ。

◆【泥棒】

あとね、前からよく言ってますが僕は音楽が好きなんです。
それで、音楽を作って商売している人たちに対して「万引き」行為を働いてるひとたちがいるんです。
それをバラまいて「このアーティスト好きなの~~♪」って言ってる人たちが何もしらず何気なく受け取るんです。

例えば、パン屋さんからパンを盗んできた人が、パン好きの人たちに盗んできたパンをどんどん配る、みたいな。
そしたら「お金払って買うパン」より「無料で全く同じパンが食べられる」の方が良いって感じるじゃん。
パンをもらう人はそのパンが盗んできた物って事を知ってか知らずか、「おいしいんだから良いじゃん」って気持ちで食べるんですよ。
当然、そんなことしたらパン屋さんは大赤字じゃん。
そこで、パン屋に警備員を雇うんです。
でも、泥棒さんはさらに知恵を絞ってまたパンを盗っていくんですよ。
パン屋さんの経済状況はどうなったかというと、盗まれる量はほとんど変わらない上に、警備員に支払う給料の分もあったりして余計に赤字ですよ。
本来払うはずのない金まで払わなきゃいけないんです。

そういう事がね、大好きな音楽で堂々とされているから、なおさら納得いかないんです。
でもさ、そういうことを気軽にやってる人たちがあまりにも多すぎるから、僕が熱心に説教みたいなことしたら100%嫌われるでしょ。
「これは盗んできたもので、犯罪なんだよ!作った人たちを傷つけて苦しめてるんだよ!」って言ったら冷たい目で見るでしょ。
「タダで気軽にパン食えて美味しいんだから・音楽聴いけて楽しいんだから、良いじゃん」って。
友達は大事だから出来るだけ無くすような事したくないんだけどさ、どうしたらいいかなぁ~って。
それでさ、考えたんですよ。
皆の気にいるような音楽を僕が作って、それをタダであげるからそれで我慢してくれないかなぁって。
あと後々作るかもしれないけど、今言ったみたいなメッセージを詞にして曲作ればさ、こういうことをやっちゃダメなんだよって言ってればさ、皆気付いてくれるかもしれないじゃん。
あ、でもあれですよ。この時点から言うのはまだまだ笑われる話ですけど、タダで配るっていっても著作権を放棄したわけじゃないですからね、僕は。
僕の曲は、僕の曲です。私的範囲を超えるような2次配布などはしないでくださいね。
ルール・・・・というか常識を守って、楽しくやっていきましょうよ♪

僕を支えてきてくれた愉快で大切な音楽たちを日々の出来事とともにこの場所に刻んでいきます。

浜

Author:浜

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Ham and egG

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